どうも、がみたか(@gamitaka02)です!
僕が職業訓練用として、訓練生のみなさんには「XFREE」という無料レンタルサーバーを使用していたのですが、2023年10月より「シン・クラウド for Free(以下シン・クラウドFree)」へとサービスが移行されました。
そのため訓練用のレンタルサーバーも「シン・クラウドFree」を使うようになったのですが、これがまた無料とは思えないほど良くなったので、ざっくりと紹介していきたいと思います!
(タイミングよく12月6日に再開されたのでなんとか確保できました(^_^;))
この記事の目次
「シン・クラウド Free」と「XFREE」の違い
以前訓練用のサーバーとして使用してた「XFREE」と「シン・クラウド Free」ですが、これらの大まかな違いについて説明しますが、結論から行くと「XFREE」を使っていた人からすればかなり環境が改善されたと思います。
違いその1:常時SSLが標準で設定できる。
「XFREE」では常時SSL(https)が(たしか)一部にしか適用されなかったのが、「シン・クラウド Free」では標準で適用することができます。
常時SSLで通信を暗号化することで、お問い合わせフォームなどの個人情報を扱う仕組みを安全に使うことができるようになるので、現在では必須項目かと思います。
違いその2:サーバー機能が集約され、容量が増えた。
「XFREE」のサーバーはプランごとに分かれており、それぞれの容量は
- HTML=1GB
- PHP=1GB
- WordPress=2GB
となっていましたが、「シン・クラウド Free」では
- 全体で10GB
となりました。
容量に関しては、Xサーバーなど有料のサーバーと比べるとかなり少ないですが、2~3サイトであれば十分運営できる容量かと思います。
違いその3:広告が非表示になった。
「XFREE」では、WordPressプランのスマホ表示に限り広告が入っていましたが、「シン・クラウドFree」では広告が非表示になりました。
違いその4:表示速度が速くなった。
「XFREE」をあくまでも練習用のサイトとした理由のひとつに「表示速度の遅さ」があります。
端末の回線や、時間帯によって変わりますが基本的にもっさりしていました。
「シン・クラウドFree」は全サーバーSSDが使用されており、XサーバーなどのNvmeまでとはいかなくても、HDDからSSDに変えた時ぐらい速くなったと思っていただけたらと思います。
違いその5:独自ドメインが10個まで設定可能(しかも簡単)になった。
自分のWebサイトとして運営するのに不可欠な「独自ドメイン」。
「XFREE」では5個まで設定可能で、その設定方法も初心者には難易度が高いものでした。
(なかなか反映されなくて断念する訓練生もいました…)
ですが、「シン・クラウドFree」ではXサーバーと同様、簡単に独自ドメインの追加ができるようになったため、常時SSL化やサーバー速度がアップしたことを踏まえると、サーバーは「シン・クラウドFree」で、独自ドメインだけ取得すれば十分Webサイトの運営はできるのではないかと思います。
違いその6:WordPressの複数インストールが可能になった。
「XFREE」では基本的に1つしかWordPressをインストールできなかった(独自ドメイン+サブドメインで5つ)のですが、「シン・クラウドFree」ではサブディレクトリにインストールできるようになったため、初期ドメインでも簡単に複数のWordPressをインストールすることが可能になりました。
WordPressに必要なデータベースは5つまでですが、サブディレクトリや同じデータベースの共用を組み合わせることで、サーバー容量(10GB)の限りWordPressをインストールすることができるようになりました。
これらをまとめると、「XFREE」の頃からは考えられないほど良くなり、申し込みが殺到するのも納得で、容量の問題はありますが、独自ドメインだけ取得すれば自分のWebサイトとして十分運営していくことはできるのではないかと思います。
「シン・クラウドFree」を使う上での注意点
「XFREE」から「シン・クラウドFree」になることでかなりのデメリットが改善されましたが、それでも無料サーバーであるため、いくつか注意点があります。
注意点その2:3か月ごとに手動で更新が必要
「シン・クラウドFree」は3か月ごとの契約となるため、使い続ける場合はその都度更新が必要になります。
更新日の2ヶ月前から、管理パネルより赤枠のボタンで更新することができます。
この更新を忘れるとアップロードしたサイトにアクセスできなくなったり、サーバー内のファイルが削除される場合があるので注意してください。
注意点その2:初期ドメインの信頼性
「シン・クラウドFree」を含め、有料・無料問わずどのレンタルサーバーでも契約時に「初期ドメイン」というものが割り当てられます。
- http://ユーザーID.cloudfree.jp/
ドメインはよく「Web上の資産」と呼ばれることがありますが、この初期ドメインはあくまでも「シン・クラウドFree」から借りているドメインのため、自分の資産にはなりません。
また、見る人が見れば(特にWeb業界の人)わかり、人によってはあまり良い印象を持たれない場合があるため、Webで活動を行う場合には有料になりますが(「.com」で1,700円/年程度)、「独自ドメイン」を使用することをおすすめしています。
注意点その3:サーバーからのサポートが無い
「シン・クラウドFree」では、何かトラブルが起こってもサーバーのサポートサービスに頼ることができないため、自力で解決するか「フォーラム」と呼ばれるユーザー同士で助け合う場で情報を得る必要があります。
初心者には難易度が高いかもしれませんが、あくまでも無料サービスのため、そこは割り切る必要があります。
「シン・クラウドFree」は、Webを始めるにはぴったりのサーバー
訓練では、制限が多くスピードも遅い「XFREE」を使っていましたが、「シン・クラウドFree」に移行することで、環境がかなり改善されたと思います。
サーバーの容量もWordPressで2~3サイト運用するぐらいはありますし、独自ドメインの設定もXサーバーと同じぐらい簡単になっていますので、独自ドメインさえ取得してしまえば長いこと自分が活動するためのサーバーとして使っていくことができると思います。
(サービスが終わらなければの話ですが、その時は代替サービスの案内があるでしょう)
ただし、注意点にも書いたように「サーバーのサポートが無い」というのはまったくの初心者には割と厳しい環境かもしれません。
個人的にはクライアントワークとしてサーバーを扱うことが多いこともあり、超高速サーバーでサポート&セキュリティがしっかりしている「Xサーバー」をお勧めしています。
とはいえ「シン・クラウドFree」では上にも書いたように、「独自ドメイン」を使うことで普段使いもしばらくはできるサーバーかと思いますので、サーバー容量がいっぱいになってきたら有料のサーバーに乗り換えるぐらいで良いかと思います^^
それでは今回はこの辺で!
また次の記事でお会いしましょう^^
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