どうも、がみたか(@gamitaka02)です!
ネットショップを運営していたり、自分のサービスを販売するにあたり、よく考えておく必要があるのが『支払い方法』です。
お支払いの定番としては「銀行振込」なのですが、お客様にもある程度の選択肢があった方が良いので、今回は「クレジットカード決済」について書いていきたいと思います。
この記事の目次
自分のビジネスにクレジットカード決済を導入するには?
個人でクレジットカード決済を導入するのはとても大変なので、おすすめなのは既存の代行サービスで対応することです。
そんな代行サービスもたくさんあるのですが、その中からおすすめの3つをご紹介します。
- Paypal(ペイパル)
- Stripe(ストライプ)
- Square(スクエア)
これらのアカウントを作り、個人認証をすれば自分のサイトやショップにクレジットカード決済を導入することができます。
クレジットカード決済に共通する機能
上記3つのサービスにはそれぞれ特徴がありますが、まずは共通してできることについて解説します。
共通項目その1:アカウントの作成が難しすぎないこと
決済はお金に関する重要なことですが、アカウントの作成があまりにも難しいと、登録途中で挫折してしまいます(^_^;)
とはいえ簡単すぎるのもセキュリティ的に不安になるのですが、この3つのサービスはちょうど良い難易度なので、少しネットに慣れている人であれば十分アカウントを作成し、本人確認をすることができるかと思います。
共通項目その2:使えるクレジットカードが多い
クレジットカードの種類もたくさんあるのですが、この3つのサービスはだいたいの主要クレジットカード(VISA、JCB、Mastercardなど)が使えます。
また、銀行のキャッシュカードでクレジットカード決済ができる「VISAデビット」にも対応しています。
共通項目その3:メールやブラウザから決済ができる
自分のサービスでメールでのやりとりが多い人は、この機能は重宝できるのではないかと思います。
サービス側で用意されている請求書をメールで送ったり、決済ページのリンク(URL)をメールや自分で用意した請求書に貼り付けて、そのままクレジットカードで決済できるのは支払いのタイムラグが無くて、売り手側も安心できます。
共通項目その4:定期支払い(サブスクリプション)ができる
定期支払い(サブスクリプション)とは僕のサービスで言うと「Blog-Relief」のような月額制の支払い方法になります。
ネットショップで導入するのは少しアイデアが必要ですが、自分のサービスを販売する場合、ひとつはこういった支払い方法のサービスを作っておくと良いでしょう。
また、「1ヶ月無料(もしくは小額)で、2ヶ月目から正規の価格でお支払い」といった、お試し期間の設定もできるので、お客様にまずは体験してもらうということもできます。
おすすめその1:Paypal(ペイパル)
個人でクレジットカード決済を導入する場合、PayPalは一番有名なサービスではないでしょうか?
ちなみに僕のサービスをご利用になった方はわかると思いますが、僕もこのPayPalをメインに使っています^^
Paypalの手数料
PayPalでの決済にかかる手数料は、1回の取引あたり以下の通りです。
月間の売上高が
- 30万円以内:3.6% + 40円
- 30~100万円以下:3.4% + 40円
- 100~1,000万円以下:3.2% + 40円
- 1,000万円以上:2.9% + 40円
となります。
また、Paypalの残高を登録した銀行口座に出金する時の手数料は以下の通りです。
- 5万円未満:250円(1回あたり)
- 5万円以上:無料
クレジットカード決済でPaypalを使うメリット
Paypalは僕自身がよく使っているサービスですが、メリットを挙げていくとこんな感じです。
残高でそのまま支払いができる
他のサービスもそうかもしれませんが、Paypalの残高でそのまま支払いをすることができます。
- PayPal請求書でのお支払い
- NintendoやPSONLINE、DMM、GooglePlayなど、いろんなお店で支払いができる
サイトへの導入が簡単
たとえばWordPressで作ったネットショップ(WelcartやWooCommerce)にPaypalの決済機能を導入する場合、特にアドオン(追加機能)を入れなくてもPaypal決済を導入することができます。
ショップ形態によっては、Paypalで使っているメールアドレスだけで設置することもできるので、この辺りが苦手な人でも比較的簡単に導入することができます。
クレジットカード決済におけるPaypalのデメリット
初心者にやさしく万能に思えるPaypalにも、もちろんデメリットはあります。
決済するのにPaypalアカウントが必要
これは売り手と買い手間でクレジットカード情報を共有させないための仕様のため仕方ないことかもしれませんが、慣れていないユーザーからすると少し面倒かも?
大きな額を扱うには本人確認が必要
以前はPaypalのアカウントが3つに分かれていました。
- パーソナルアカウント
- プレミアアカウント
- ビジネスアカウント
今は「プレミアアカウント」と「ビジネスアカウント」の違いがあまりわからないのでビジネスアカウントにこだわる必要は無いのですが、本人確認を行うことで10万円以上の金額をPaypalから出金することができるようになります。
これはある程度収益が上がってくるようになると地味にありがたいので、Paypalを導入する時は是非本人確認はやっておきたいところです。
Paypalはサポートがあまり良くない
僕自身、特にPalpalのサポートを受けたことがないのでよくわからないのですが、「トラブルがあった時のサポートはあまり良くない」と聞きます。
トラブルは無いに越したことは無いのですが、とりあえず気に留めておくと良いでしょう(^_^;)
Paypalで急にアカウントが凍結されることがある
これも自分が経験したことが無いので何とも言えませんが、調べてみたところクレームをたくさんもらったり、物販以外の決済が多いとそうなってしまうことがたまにあるそうです。
ですが、例えばハンドメイド作家さんがネットショップでの決済として使うのであれば、こういった事態になるのは考えにくいのですが、残高をたっぷり残したまま凍結されるとヤバいのは誰も同じなので、5万円を目処にマメに出金することでリスク回避になるのではないかと思います(^_^;)
と、いろいろメリット・デメリットありますが、導入のしやすさはピカイチなので個人的にはおすすめです^^
おすすめその2:Stripe(ストライプ)
こちらもPaypalと並んでよく利用されているクレジットカード決済です。
シンプルなUIと決済ページに切り替わらない(別のページに飛ばされない)ので、ユーザーも安心して決済できると好評のサービスです。
Stripeの手数料
Stripeでの決済にかかる手数料は、1回の取引あたり以下の通りです。
- 一律 3.6%
また、登録した銀行口座への出金手数料は以下の通りです。
- 一律 250円(1回あたり)
クレジットカード決済でStripeを使うメリット
Stripeを導入するメリットはどちらかというとユーザー側にあるかと思います。
ページが切り替わらない
Paypalは決済をする時、一度別のページにジャンプしますが、ストライプはポップアップウィンドウで決済の手続きをするので、不安になりません。
スマホで決済する時カード番号をカメラで読み込むことができる。
クレジットカードで決済する時、カード番号を打ち込むのが地味に面倒で、それだけで離脱してしまうこともあります。
ですが、Stripeではスマホで決済する場合、カメラを使ってカード番号を読み込むことができるので、この地味に面倒な作業を回避できます。
自動で定期的に出金することができる
外部のプラットフォームを利用する限り、アカウントの凍結リスクはゼロではありません。
そのため定期的に出金して自分の資金を確保する必要があるのですが、Stripeでは自動で出金手続きができるため、定期的に出金することができます。
ただし、手数料の無料金額がないので良く考えて設定しないと、手数料だけが嵩んでしまうことになります(^_^;)
カスタマイズの幅が広い
これはphpなどの知識が必要ですが、その辺りに詳しい人だと自分のサービス・環境に合ったカスタマイズができます。
※必ずしもやりたいカスタマイズができるとは限りませんが…
クレジットカード決済におけるStripeのデメリット
割と良いこと尽くめに見えるStripeもデメリットはあります。
設置するサイトはSSL化が必須
これはStripeの仕様でもあるのですが、顧客情報を少しでも扱う場合(フォームなど)、SSL化は最低限やっておくべきです。
もしStripeの導入を考えていて、まだSSL化をしていないサイトであれば、まずはサイトのSSL化を行いましょう。
僕で良ければ相談に乗ることもできますよ^^
WordPressに組み込むには有料アドオンが必要な場合が多い
ネットショップに組み込む場合など、Paypalはだいたい無料で設定できるのですが、Stripeは有料アドオン(追加機能)を入れないといけない場合が多いです。
このあたりは、phpを熟知していればアドオン無しで組み込めるかもしれませんが、そうでない場合は有料アドオンを導入し、ペイできるぐらい頑張ってください!
Stripeは返金すると手数料は戻ってこない
もしキャンセルになって返金となった場合、Stripeでは決済時に引かれた手数料(3.6%)は戻ってきません。(Paypalは滅多に返金したことがありませんが、確か戻ってきたはず)
こればかりは仕様なので極力返金にならないようなサービスになるように心がけてください(^_^;)
サポートの対応が遅い(らしい)
これに関しては自分が受けたわけでは無いのではっきりとは言えませんが、「担当によってはそういうこともある」と気に留めておく程度で良いかと思います。
こちらもメリット・デメリットがありますが、使いやすい管理画面とユーザーに易しい仕様を望むのであれば、導入しておいて損は無いかと思います!
おすすめその3:Square(スクエア)
Squareの特徴はなんと言っても「実店舗で簡単に導入できる」ということです。
カードリーダーやiPadを使ったPosレジ、それらを管理するアプリを使うことで、例えばハンドメイドのイベントでクレジットカード決済が可能になったり、実店舗ではそのままレジとして使うことができます。
Squareの手数料
Squareでの決済にかかる手数料は、1回の取引あたり以下の通りです。
- 一律 3.75%(JCBは3.95%)
また、登録した銀行口座への出金手数料は以下の通りです。
- 一律無料
クレジットカード決済でSquareを使うメリット
Squareを導入するメリットは以下の通りです。
実店舗に導入することができる
これは先ほど書きましたが、以下の端末を使うことで実店舗やイベントなどでクレジットカード決済を導入することができます。
・Square Reader
ICカードを差し込んで決済および、Apple Payなどのタッチ決済に対応しています。
磁気カードは別途同封されているカードリーダーを使うことで、決済することができます。
端末の料金は 7,980円ですが、2020年 6月30日までに申し込むと無料で利用できます。(90日以内にSquare Readerを使った決済を行うことが条件です)
・Square Stand
Square StandはiPadを使ったPosレジを導入することができます。
また、Square Readerの充電ドックや、磁気カードの読み取りもできるので、実店舗には導入するメリットはたくさんあると思います。
端末価格は 32,980円と、Square Readerと比べて高価ですが、30,000円台でクレジットカード決済とPosレジを導入できることを考えると、かなりコストパフォーマンスは良いかと思います。
・Posレジアプリ
これはSquareのアカウントを作成すると無料で使うことができます(昨日の一部は有料ですが)
このPosレジアプリをつかうことで、以下のメリットがあります。
- 無料で使える
- 顧客管理がわかりやすい
- 売上管理がわかりやすい
- Reader、Standと連携することができる
- 従業員の管理ができる(有料 3,000円/月)
顧客や売り上げの統計が管理・分析ができるので、お店の状況を確認できたり、購買パターンを把握することで、次の一手を考えることができるようになります。
安定した経営をするのに、分析は欠かせない要素なので、実店舗で経営されている方・イベント出店を頻繁にされる方は、ぜひ導入されることをお勧めします。
お見積もり機能がある
メリットにしてはパンチが弱いですが、事前にサービスの料金の目安である「お見積もり」を行うことができます。
口座への出金が早い
売り上げを登録した銀行口座への出金が最短翌日で行えます。
早く振り込まれるのはいろんな意味で安心ですよね^^
(ただし、金融機関が休みの場合はその分遅れます)
返金保証がある
こちらもPaypalと同様、キャンセルがあった時の返金時、決済時の手数料も戻るらしいです。
クレジットカード決済におけるSquareのデメリット
実店舗にぴったりのSquareですが、デメリットもいくつかあります。
Square Standに対応しているiPadが少ない
iPadを設置する部分のサイズが決まっているからか、対応しているiPadが
- iPad Air
- iPad Air2
- iPad Pro 9.7インチ
の3種類になり、iPad Airはどちらもかなり古いのでセキュリティなどを考えると「iPad Pro 9.7インチ」一択のような気がします…
WordPressに組み込むにはWooCommerce+有料アドオンが必要
こちらもStripeと同様、WordPressのネットショップへ組み込むには、WooCommerceにSquareのアドオン(有料)を追加する必要があります。
急にアカウントを削除されることがあるらしい
これはどのプラットフォームでも同じですね(^_^;)
このリスクを回避するためには、いつ削除されてもダメージは少なくなるように、こまめに出金するようにしておくと良いでしょう。
クレジットカードとしての機能はあまり充実していない?
どちらかというと実店舗向けのサービスというイメージが強いため、サブスクリプションなどの支払い設定をすることは無いかも知れません。
Squareは、あくまでもPosレジやイベント出展時の決済専用と割り切るぐらいがちょうど良いかと思います。
クレジットカード決済の導入:まとめ
たくさん存在するクレジットカード決済の中で、特に有名で使いやすいものを3つ紹介しましたが、僕がこれから導入する人におすすめするとしたら、
- 自分のサービスを売る場合は「Paypal」
- ハンドメイド作家さんや実店舗を持っているなら「Paypal+Square」
が良いかなと思います。
Paypalは使い慣れているのと、特にトラブルが無かったこと。(これからはわかりませんが…)
Squareは、実店舗やイベント出展向けに一番簡単で便利ですからね^^
またSquareの方は実際にイベント出展で使う時があれば、その機会に導入しようかと思います^^
それでは、今回はこのへんで!また次の記事でお会いしましょう^^
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